詩の朗読再生
No.35 (1971年、34歳)
傘
(セメント彫刻、45.0×61.0㎝、奥行43.0㎝)
僕は、家族の傘になる。
妻と二人の子と義母が、僕の傘の下で、安らかに、幸せに、生きられるように。
雨が降ろうが、風が吹こうが、嵐が来ようが、君達は、僕の傘の中で、安心して暮らすのだ。
見てごらん。
僕の傘の中は、仄明るくて、こんなに広くて暖かだ。
鳥が羽で卵を温めて孵化させるように、僕も自分の傘で、君達を守る。
僕の子を、大きく育てる。
僕は、家族の傘になる。
妻と二人の子と義母が、僕の傘の下で、安らかに、幸せに、生きられるように。
雨が降ろうが、風が吹こうが、嵐が来ようが、君達は、僕の傘の中で、安心して暮らすのだ。
見てごらん。
僕の傘の中は、仄明るくて、こんなに広くて暖かだ。
鳥が羽で卵を温めて孵化させるように、僕も自分の傘で、君達を守る。
僕の子を、大きく育てる。