
詩の朗読再生
No.83 (1985年、47歳9ヵ月)
抑圧から脱出し、自由に生きるのだ
(落合「紅寮実験ギャラリー」で制作したレリーフ・セメント彫刻、176.5×46.0㎝、奥行51.0㎝)
「高校の美術教師」という抑圧された衣服と外套をまとった僕は、自由を渇望する。
優しさを渇望する。
教師に着せられた「抑圧」という名の衣服と外套。
それは、自由も愛もやさしさも拒絶する。
教師の衣服と外套は、決められたスカートや髪の長さ、髪の色を、生徒に強要し、偏差値で生徒の能力を評価し、有名大学へ何人、進学させたかと、教師の能力を評価する。
人間として壊れる前に、僕は、教師の衣服と外套を脱ぎすてなければならない。
全てから自由になり、抑圧された者の恨みの花を咲かせるのだ。
人間の傲慢と差別する心に、「さよなら」を言うのだ。
僕は、自由な心を大切にして、生きる。
今までも、これからも。
お前の弱さや古さの為に、自分の信念を、闇に葬るな。
自分の理想を捻じ曲げるな。
お前が信じる美術教師としての人生を全うするのだ。
お前がお前らしくある為に。